クリニック勤務医~勤務編~
今回は前回のインタビューに引き続きクリニック勤務医の特集していきたいと思います。田中先生は一度当院をご見学いただいてから当院での勤務を決められました。その時の印象はスタッフみんなが目線を合わせて挨拶をしてくれたことが好印象だったと嬉しいお言葉をいただいています。好印象から始まったクリニック勤務ですが、実際に勤務してどうだったか色々伺ってみました。
Q当院のスタイルに慣れるまで大変だったと思います。最初勤務され始めた頃と比べて今はいかがでしょうか。
A.診療の質に関しては、自分とクリニックで目指す方向性がほぼ同じでそれほど苦労はありませんでした。ただ”数を捌く”という点に関してはそれまである程度町医者として慣れてきたつもりだったのですが、「カルテが開かれた瞬間には呼び込みが始まり、web問診内容を確認し出したくらいには患者さんが着席」というシチュエーションには1-2か月は慣れるまでかかりました。その間もスピード調整(慢性患者さんの治療経過や紹介状確認の時間確保)はスタッフと適宜相談して、自分なりのカスタマイズはさせていただきました。
Q院長との2診察体制で行いました。実際のやってみていかがでしたか。
A.元々院長が新しい取り組みをする中での負担軽減にて雇用されたという認識があったので、なるべく自分が回転率を上げていこうという気持ちはありました。ただ実際は紹介や聞き取りなどで自分が長い時間一人の患者に向き合った時は、院長が代わりに診ていただいたりとお互いの助け合いだったと思います。また定期的に院長は勉強会などで得た知識をフィードバックして下さるので、日々の業務に流されて向上心を疎かにしがちな自分にとっては良い刺激をいただけたと思います。
Q院長が不在の時は田中先生のみの診察でお願いしました。不安や心配なことはありましたか。不在時はどのような連携を取りましたか。
A.特に最初の勤務し始めの頃、4-5月は不安しかなかったです(笑)当初はついてくださるスタッフに、逐一クリニックの方向性から外れないように確認を重ねた記憶があります。スタッフ間で”あわのこどもクリニックのやり方”が浸透しているので、方向性が同じ分「まずはそこに乗っかる」ことを意識して過ごすうちに不安は解消されていきました。
Q診察していく中で、院長と田中先生それぞれの診断や対応に対する考えがあったかと思います。意見が合わない、もっとこうしたらよいと思うことなどありましたか。そんな時はどのように解決へと導きましたか。
A.アプローチは多少異なったとしても方向性は同じだったので、スタッフが差異を指摘→院長に報告・相談→どちらも納得しおしまい・・・というパターンがほとんどだったので、ストレスはほとんどなかったです。
クリニックで勤務を検討される時、院長はどんな人なんだろうか、診察はどういう進め方なんだろうか、色々不安はあると思います。今回のインタビューで少しでも安心材料に変えていただけると嬉しいです。他にも色々伺いましたので、また特集していきますね。